アパレル 新人教育

アパレル 新人教育


春先の話しになりますが・・・
某商業施設様にて、ホスピタリティに関する研修を90分間実施させていただきました。
研修終了後、PCを片付けていると1人の受講生から消え入りそうな声で

 


「先生、どうしたら売れますか?」と質問をされました。

 

 

その受講生へ話を聞くと、彼女はアパレル販売員として店頭に立ち3ヶ月。
前職はジュエリーを販売。
彼女曰く、ジュエリーよりも洋服を売ることは難しいと言って泣き出してしまいました。
売上が取れず悩んでいたのです。

宝飾は「石」に纏わるストーリーやパワーストーリーがあります。
加えて、新作はQ&Aのようなマニュアルトークを作成している会社も多数。
新人であっても商品を魅力的に紹介することができます。
また、ご来店されるお客様は購入目的や意欲がある人が多いのです。


言い換えれば、
アパレル店舗へ来店するお客様の多くは目的が無い方が大半。
加えて、宝飾のような物語を持つ商品は殆どありません。

彼女は、初めて会った講師(私)に藁をもすがりたかったのだと思います。
私はもう一度、PCを開き彼女にとって必要なスキルを説明&トレーニング方法を伝えました。
伝えながら心の中で思ったことは・・・・

 


●店長は、何を教えているのだろうか?
●アプローチの仕方は、どのように指導したのだとうか?
●定番ライン、トレンドラインは、どのように特徴を伝えているのだろうか?

同時に、店長も新店で指導どころではなかったのだろうなぁと・・・。

ともあれ、その可愛らしい受講生はキラキラした目で

 

「先生次の研修はいつですか?」
「次も絶対受講します」

「ありがとうございました」

 

と、笑顔で誰もいなくなった会場を何度も何度も振り返りながら出ていく姿を見て
頑張れと心の底からエールを贈った豊枝です。
 

関連記事

研修成果をあげる秘訣

研修成果をあげる秘訣の画像

研修成果をあげる秘訣

2024年8月28日   弊社は営業担当者がいない為、講師である私が企業様へご提案します。
その際、ご担当者からの定番の質問があります。 「この研修の成果は、どうなのでしょう」
「他社様の...

接客コンテストの審査員が思う「惜しいなぁ」と思う人の共通点

接客コンテストの審査員が思う「惜しいなぁ」と思う人の共通点の画像

接客コンテストの審査員が思う「惜しいなぁ」と思う人の共通点

2024年7月17日 今年も『全国NO1の販売員』を目指し多くの皆さんが接客ロールプレイングコンテストへ挑んでいます。
毎年150名以上の審査をさせて頂いておりますが、毎回購買意欲を刺激さ...

電話応対の「折り返し」! あなたは、何分後をイメージする?!

電話応対の「折り返し」! あなたは、何分後をイメージする?!の画像

電話応対の「折り返し」! あなたは、何分後をイメージする?!

2024年7月2日
仕事だけでなく、プライベートでも電話で話す機会が減っています。
電話に代わりメールやオンライン・LINEでのやり取りが多くなり、
携帯の電話が鳴ると「ドキッ」とするこ...