言葉づかいもタイパ？！
2024年10月10日
ある日の美容室でのこと。
美容師さんに「気になるところはないか」「痒いところはないか」など、
いろいろと質問をされ私が答えると、
その美容師さんから元気いっぱいに言われた言葉が、
「かしこまりです♪」
一瞬、「えっ？」「うん？？？？？」となりましたが、
美容師さんは何事もなく黙々と仕事を初めていました。
「かしこまりです」初めて聞く言葉。
なんとも違和感がある言葉。
普通に考えれば「かしこまりました」です。
ネット検索すると知恵袋へ質問をしている人を発見。
また、『不快な敬語』として紹介している方もいました。
間違いだらけの日本語？！
そもそも、言葉づかいは厄介です。
尊敬語、謙譲語、場面や相手により言葉づかいが変化します。
そして、言葉は時代に合わせて変化するとも言われてます。
例えば、
「コーヒーのほうお持ちしました」
本来は
「コーヒーをお持ちしました」が正解。
「～のほう」は、アルバイト言葉とも言われていました。
他にもアルバイト言葉としてよく紹介されていた言葉は、
●～なります言葉
「こちらは、ハンバーグセットになります」
●よろしかったでしょうか言葉
「ご注文は以上でよろしかったでしょうか」
当時は、新入社員研修でも注意をしていましたが、
最近は気にする人も少なったのではないでしょうか。
言葉づかいもタイパ？！
時代とともに言葉が変化したと言うべきか
耳が慣れてしまったと言うべきか
同じように耳慣れした言葉に「ヤバい」があります。
美味しい物を食べて「ヤバい」
カワイイ物を見て「ヤバい」
難しい問題に直面して「ヤバい」
何とも便利な言葉ですが私は使いません。
美味しい物を食べたら「美味しい！幸せ！！」
カワイイ物を見たら「なんてキュートなの♪」
難しい問題に直面して「うわぁ、頭がフル回転してる？！」と自分なりの表現をします。
良し悪しは分かりません。
ですが、自分の気持ちを相手へ伝えるには言葉選びも重要なポイントだと私は思います。
「かしこまり」と言った美容師さんは30代前半くらいの女性。
一緒に働く上司や先輩、同僚は、「かしこまりです」に何も思わないのか、
言葉づかいは本人任せという考えなのか・・・。
それとも、言葉も時代に合わせてタイパされていくのか・・・
もし、言葉のタイパが加速したら・・・
語彙力が心配になった豊枝です。
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