現場新人マニュアルが必須な理由!
2025年9月15日

今年の4月に入社した新入社員は、既に5ヶ月経過しました。
弊社も、先月からフォローアップ研修へ向けての準備が進んでいます。
仕事の覚え方や周囲との連携の深め方など、いろいろと現状確認をしていきます。
その中で、制作して良かったと思うのが、半年間で覚えるべきマニュアルです。指導者側のマニュアル、
指導される側のマニュアル2冊制作しました。
マニュアル制作を提案した理由
お世話になっているクライアントを現状分析し、弊社からマニュアル制作を提案しました。
理由は、大きく4つ。
① 指導者により指導方法、指導内容にバラつきがある
② 指導する側の留意点などが明確でなく、新人指導者は不安が募る
③ 新入社員は、教えられた内容を反復学習しずらい
④ 新入社員は、今週、今月何を学ぶのか事前に把握することができない
マニュアル制作留意点
どこの企業も上記のような課題は、あるのではないでしょうか。
さて、弊社がご提案した企業の業種は、「スーパーマーケット」です。
そこで、先ず最初に取り掛かったのは、課題が山積している部門「水産」から制作開始。
水産のベテランや新人、昨年の新入社員など、現場の声をベースに制作。
現場で使いやすいサイズは?
注意点はチェック項目のほうがミスがなくなるのでは?
●●仕事をする上で、留意することは?
身だしなみのチェック項目やイラストは?
現場で活用しやすいマニュアルにするために、いろいろな視点から課題を抽出。
その上で、入社半年間で覚えるべき内容を1冊にまとめます。
マニュアル活用者の声
「水産」から制作したマニュアルも、「農産」「惣菜」と着実に現場に合ったマニュアルを制作。
活用する中で現場から挙がった声は以下の通りです。
新入社員
● 半年間で学ぶべき内容が最初に分かるだけも安心した
● 教えてもらった後に、分からない点をページを見ながら質問することができる
● 振り返りをしやすい
上司
● 計画的に教えてることができる
● 指導後、できていない点を再度指導しやすくなった
● 指導で不安な場面について上司に相談しやすくなった
更に、同期同士で「ここまで教えてもらった」「ここまできた」など、情報を共有する場面では、切磋琢磨する機会へと繋がるようにもなりました。思わぬ副産物です。
現在、どこの企業も若いリーダーが増えていると思います。
しかし、そのリーダーは、「教え方」に不安を抱えている人も多いです。
その人たちから指導される新入社員は、もっと不安になったり、場合によっては”やる気スイッチ”が入らず退職してしまう人もいます。そんな負のスパイラルを少しでも改善するために、「マニュアル」制作をお勧めします。「教える側」にとっても、「教わる側」にとっても、必須ですよ!
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