2021年、コロナ禍で学生の接客指導で発見した〇〇?!
2021年7月12日
一般社団法人日本シッピングセンター協会が主催する「接客ロールプレイングコンテスト」が1年ぶりに開催されます。
各商業施設は、クリアランスとロールプレイングコンテスト準備で大変な日々を過ごされています。
私自身も先月からコロナ前とは言えませんが、多忙な日々を過ごしております。有難いです。
そんな中、東京モード学園様の前期授業を先々週終えました。
と言っても、緊急事態宣言中はzoomでの授業でしたので実技はできません。
座学や課題シートで知識を学んで頂きましたが、将来販売員を目指すとなると、やはり実技が重要になります!
そこで、緊急事態解除後、先ずは手本となる接客動画を観てもらうことにしました。
さて、この右記写真の大ホールでDVDを観てもらったのですがコレクションも開催できるホールなんです。
学生が制作した洋服を学生がモデルになりファッションショーを開催する場でもあります。
このような場所があることが凄いですね!
DVD内容は、過SC協会で開催された全国大会で大賞受賞した人数名。学生たちは、
「上手」
「こんな風にいきなり話すことはできな~い」
「先生、これシナリオがあるの?」
「楽しい接客は、いいね!」 などなど、驚いていました。
翌週から学生たちによるシナリオ作成(180分間)。
そして、前期最後の授業で初めてのロールプレイング実施!
接客時間は4分間。
アイテムは本人たちの持参した馴染みのある品々。
さぁ、いざ接客をすると・・・
●4分間もたない
●笑顔で対応できない
●敬語が使えない
●会話が続かない
そして、約50名の接客を観ながら「面白いなぁ」と思ったことが2点!
①留学生のお客様設定
お客様にアンバサダー設定をした生徒がいました。長い講師生活で初です。
持参した品物はクリスチャン・ディオール。金銭感覚が飛び抜けて違う留学生は案外多いのです。
②レジ応対
購入時、ほぼ全員がクレジットカード購入。
販売員役は「こちらに暗証番号をお願いします」と言うと、顔を背けお客様の手元を見ない素振りをしていました。
昨年には見られなかった傾向です。
キャッシュレス時代だなぁと、興味深く見ました。
ロールプレイングを終えた生徒は、「難しい」「無理」「初回じゃん」などなど、いろいろと言っていましたが、きっと全員「販売職はそんな簡単には出来ない!」ということを実感したと思います。
そう、販売はクリエイティブな職業なんだよ!
これからの時代もっと磨きをかけないと残っていけないんだよ!とココロの中で叫んだ豊枝です。
そして、後期授業で半人前の販売員をつくるぞ!と、密かにガッツポーズをしたのでした。
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