講師として「研修成果」について思うこと

講師として「研修成果」について思うこと

 

3月に入り弊社もリアル研修が活発になって参りました。
研修当日を迎えるまでには、実に多くの時間を要します。
特に、弊社の場合は、営業担当者はおりません。
では、どのようにして研修まで辿り着くのかというと・・・・。

1.研修依頼
メールやお電話、ご紹介等でご連絡を頂戴する(有難いです)

2.先方へのヒアリング
困っていることなど、直接ご要望をヒアリング

3.ご提案
上記ヒアリング後、提案書作成⇒プレゼン

4.先方より実施有無連絡
予算や実施月など、アクションプランを具体化

5.テキスト・パワポ―ポイント作成
ゼロから作成。パワポ―ポイントも企業様に合わせてイラストなども合わせて作成。

この手順がスムーズにいけば良いのですが、上記4つまり研修実施決定後時間を要します。
いろいろなケースがあります。過去の案件を振り返る・・・。

●受講者に人数について
この提案書でお願いしたいが、予算が厳しい為、受講者人数を増やしたい

●カリキュラムについて
A案・B案をやりたいが、予算が無い為、2つをミックスしたカリキュラムでお願いしたい

●研修時間について
研修カリキュラムはこのまま、研修時間を1時間短くして欲しい

 

お~い、なんだそれ~
と正直、そんな気持ちになります。
ですが、一番厄介な内容が「研修成果」についてです。

研修を実施すれば、全ての課題が改善するか否かと迫ってくるご担当者がいらっしゃいます。
学生時代を思い出して頂ければ一目瞭然。
学校で同じ教室で勉強してもテストの成績はさまざま。塾へ通っても志望校へ行けるかどうかは本人次第。

 

研修も同じです。
1回の研修から多くを学び、行動変容する人もいますし、しない人もいます。

研修は学びのスタート地点。
そこで学んだことを、どのように活かすかは本人だけでなくサポートも重要です。

研修主催者サイドが研修後、どのようなアクションをしていくのか明確なビジョンが描かれていないと本人任せで終わるケースが多いです。勿論、それでも良いと思います。(厳しいですが・・・)

ですが、講師としては受講いただいた皆さんに「手応え」「変化」「成果」を経験して欲しいです。
その為には、サポートは必須です。

ご担当者の皆様、
研修を開催したから大丈夫ではありません。研修後の取り組みが重要です!!!

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