ハラスメント指導を避けて、部下指導を怠ってない?

ハラスメント指導を避けて、部下指導を怠ってない?


Z世代への接し方で悩んでいる方は多いです。特に、「叱り方」で悩んでいるという悩みをよく聞きます。

「その手順違うよ」
「その仕事は優先順位が違う」
「それは、こうやったほうが効率が良いよ」

しかし、これらを言おうとした瞬間、

「これ言ったらハラスメント?」
「部下のストレスになる?」
「どのくらいにトーンで言う?」

など、あれこれ悩み何も言わず、その場を後にするケースも多いようです。

 

パワハラとは

「パワハラ」という言葉は浸透していますが、何がパワハラになるのか未だ悩んでいる管理職も多いようです。
パワハラの定義として厚生労働省が挙げているのは、以下の通り。
https://www.mhlw.go.jp/content/11909500/000366276.pdf

「職場において行われる
(1)優越的な関係を背景とした言動であって、
(2)業務上必要かつ相当な範囲を超えたものにより、
(3)労働者の就業環境が害されるものであり、
(1)から(3)までの要素を全て満たすもの」

この定義を理解していないと、指導する側は保身に走ることが多くなり、指導される側は目の前の成長できるチャンスを失います。これは勿体ないですね。

 

そもそも部下を叱る必要はあるのか

では、管理職はどうしたら良いのか?!
私は「叱る」ではなく「注意」を促せば良いと思っています。では、「叱る」と「注意」違いは何か。

 

●叱る:目下の者に対して声を荒立てて欠点を咎める(広辞苑)

    相手のよくない行動を咎めて強い態度と責める(広辞林)

 

●注意:気を付けること。気を配ること。留意。相手に向かって気を付けるように言う事。

    心の働きを高めるため、特定の対象に洗濯的・持続的に意識を集中させる状態(広辞苑)

 

比べると違いが大きいと思いませんか。
「注意」は相手を思っている様子がうかがえますが、「叱る」は上司側の一方的な印象を受けます。これでは、部下は失敗することを恐れて言われたことだけをやろうと指示待ち人間になってしまう恐れがあります。

 

注意する際のポイント

では、実際に「注意」をする際はどのようにすれば良いのか。
ポイントを3つ挙げます。

ポイント① 感情的にならない!
イライラすることや、上司でも苦手なタイプの部下はいますが、決して感情的になって声を荒げたりしないこと!感情的になると、部下には注意を受けている「内容」よりもその声の大きさや表情、強い言葉しか残りません!

 

 

ポイント② 本人へ質問する
「どうしてこの方法を選んだの」など、本人の声を聴くことで何か分からないのか、何をどんな風に理解しているのかが分かります。その上で指導をしたほうがお互いとって効果的です。

 

 

ポイント③ 部下へ確認をする
注意をした点を部下がどのように理解したのか確認をすることです。
その際、「わかった?」「分からないとこはなない?」「大丈夫?」などの言葉は使わないことも重要なポイントです。これらの言葉は、部下が質問をしづらくしてしまう言葉です。
例えば、「他にも応用できそうな仕事は、何だと思う?」「次回から何から初めてようと思った?」など、今後に繋がる質問をすることで部下の理解度もチェックできます。同時に、部下からすると「なるほど!」と合点がいくことも多く、自分にとってメリットがあることが分かるとヤル気になってくれます。

 

春は別れと出会いの季節です。
他部署からの異動、新入社員が配属されるなどなど、皆さんの職場にも新しい出会いがあると思います。

その出会いの数だけ、人への指導場面が増えます
もしかすると、これまで経験したことがないような指導場面と遭遇するかもしれません。そんなときは、感情的にならず上記ポイント3つを思い出してください。きっとお役に立つと思います♪

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