ソーシャルディスタンスと接客②
2020年5月15日
5月14日「緊急事態宣言」39県を解除。残る8都道府県も21日を目途に解除の可否を改めて判断するとのことですが、都内は既に緩和ムードが漂っていると感じるのは私だけしょうか。
そんな中、一般社団法人日本ショッピングセンター協会、一般社団法人全国スーパーマーケット協会、一般社団法人日本百貨店協会、他9業界団体より、「小売業の店舗における新型コロナウィルス感染症・感染拡大予防ガイドライン」が発表されました。新型コロナウィルス感染防止に関する基本的な考え方(飛沫感染防止の為のマスク着用、接触感染防止の為の手消毒やソーシャルディスタンスの徹底等々)、具体的な取り組み事例紹介など全11頁。
読みながらも頭の中は・・・・
●従業員用の休憩所
→歴史ある?商業施設や百貨店は、テナント数に反比例している休憩所も多いなぁ・・・
●マスク配布
→各社が配布(ウィルス感染防止手当)するのか、デベロッパーが配布するのか、従業員負担?
●ソーシャルディスタンス
→例えば、アパレルであれば洋服のお直しは? 下着売場のフィッティングは? 化粧品売場のタッチアップは?
→クリアランスセールは、どうなるの?
考えれば考えるほど、いろいろと浮かんできます。
そこで、都内では早々と銀座ユニクロ、無印良品が再開しているので視察へ行きました。どちらの店舗も、ある程度お客様は入っています。少し驚いたのは、若い方よりも30代~50代(見える)の方が多かったことです。ユニクロは入口で検温チェック、感染防止を促す店内放送が流れていました。商品の丈つめなどは、お客様自らがクリップで留めてカウンターへ。無印良品は、レジやフィッティングルームをひとつおきに使用するなどの防止策がされていました。
感染防止のPOPや消毒液、フェイスシールド等々、どちらの店舗も手探りでしょうが勉強になりました。
一方、路面店は通路幅の確保や什器の入れ替えなど、ある程度自由にできると思いますが、商業施設や百貨店にテナントとして入っている店舗は課題が多いと感じます。店内の感染防止を考えたクリンリネスや、ソーシャルディスタンスを考えた売場展開(陳列含む)。なにより、そこで働くスタッフの皆さんの感染防止を徹底することを第一に考えたシフト調整。頭が痛いくなります。が、嘆いてばかりいても仕方ありません。
現場で働く皆さんのお役に立てるよう、試行錯誤しております。一緒に乗り越えましょう!
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