あれ、ここ何があったっけ?
2019年12月18日
最近、街中を歩いていると、「あれ?お花が沢山」「あれ?新しくオープンしている!」「え~っと、ここ何があったっけ?」と、考える機会が増えたように思います。特に、飲食店の開店閉店が目立ちます。
飲食業界の方々から聞く内容は驚愕する数字のオンパレード。
開店後、1年未満で閉店する店は35%
開店3年後、閉店する店は約7割
開店10年後、営業している店は僅か1割
実際、帝国データバンクの倒産動向調査によると、外食産業の倒産傾向は年々増加傾向にあるそうです。2019年1月~11月までの倒産668件。11月時点で過去4番目の水準であり、2017年の過去最多となっている707件を上回る勢いとあります。(帝国データバンク2019年12月13日発表)
このデータに個人オーナーの自主閉店は含まれていないので事態はもっと深刻です。
今年10月から導入された消費税10%による、外食を控え中食をする方の増加、経営者の高齢化、人手不足、都内を中心に賃料や人件費、加えて天災による食材の高騰など、飲食業界だけの問題ではありませんが、苦しい現実が山積しています。
実際、居酒屋やファミリーレストランへ行くと、片付けられていないテーブルやスタッフの疲弊した表情を見ることが以前に比べ多くなったと感じます。
飲食業界のトレンドは3年?
一方で、流行りに乗って閉店開店を意図的に繰り返す会社もあると聞きます。
知り合いの会社が新規事業としてレストランを開業する際、飲食専門のコンサルティング会社から
「大体3年でリニューアルしていきましょう」と言われて真意を尋ねると、「外食業界のトレンドは大体3年。お客様も一周しますしね!」の言葉に愕然としたと言っていました。経営者、店主の数だけ考え方も様々です。弊社とは大きくかけ離れている考え方ですが、皆さんはどう思いますか。
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