パワハラ ~労働施策総合推進法の改正~
2020年6月24日
新型コロナウィルス対策の緩和に伴い、都道府県境をまたぐ移動自粛要請が全面解錠され、ニュースでもキャンプ場や観光地に多くの人が訪れている姿が紹介されています。実際、東京の街中にもキャリーケースを手にした人が増えてきました。なんとなく、気分も明るく「withコロナ」と言いながら活発な動きに一歩ずつ戻ろうとしています。そんな中、6月1日労働施策総合推進法の改正により職場に於けるパワーハラスメント防止のため、雇用管理上必要なし措置を講じることが事業主の義務となりました。(中小企業は2022年年から義務化)
上記グラフは、厚生労働省が発表した都道府県労働局への相談件数。一目で増加傾向が分かります。個人的には、ここに記載されていない人たちが倍以上はいるのではないかと推測します。
では、実際6月1日から企業には、どのような対応が求められるのか、ザックリですが以下に記載します。
【重要】「パワハラ指針」への企業対応
1.会社の方針等の明確化およびその周知
2.パワーハラスメントの加害者に対する処分の規定化(懲戒規定)
3.相談窓口の設置および体制の整備
4.パワーハラスメントへの迅速な事後対応
5.パワーハラスメントの被害者の不利益な取り扱いの禁止
一昨年あたりから大企業は相談窓口の担当者選び、任命された担当者はセミナー等を受講し、相談内容や状況に応じ適切に対応できるよう準備を進めていたようです。
が、このコロナ禍で多くの企業がパワハラどころではなくなったというのが本音かもしれません。
しかし、誰も経験したことがないこの状況下、売上低迷や先行きの見えない不安、リモートや慣れない環境でストレスが溜まり、自分自身でも驚くほど他者への言動が強くなる人も多いようです。
●「まだ、終わってないの!いつまでかかるのかなぁ。信じられないよ!」
●「えっ、嘘でしょう~、何で終わらないの?頼むよう~」
●「自分で考えてよ。この状況なんだから、わかるでしょう」 等々、言い方はどうであれ、これはダメです!
コロナ禍でココロが疲れている人も増えています。そこで、部下がいる管理職の方は以下3つを実行してください♪
①自分が冷静(落ち着く)になること!
②今まで以上に計画をしっかり立てて仕事をすること!
③部下への労いの言葉をかけること!
冷静さを欠くと成功よりも失敗に繋がることが多いです。計画を立てて仕事をしないと部下やチームの進捗把握&リードすることが出来ません。そして、労うことは必ず自分に返ってきます!
ジメジメした季節だからこそ、仕事はカラっと爽快にいきましょう!
関連記事
人気店と人気店にならない店の違い
今年は街中のイルミネーションが華やかで、
そこに居るだけも心が弾みます。 銀座のイルミネーション、渋谷のイルミネーションもステキですが、丸の内のイルミネーションは...
相づち「なるほど」を繰り返す人は損している?!
覆面調査を終えて思うこと ~販売スキル差とコロナ前と同じ接客姿勢~
覆面調査を終えて思うこと ~販売スキル差とコロナ前と同じ接客姿勢~
こちらの施設は開業2年目になる今年、現在の接客レベルはどのような状況なのかを調査して欲しい...