あなたも勘違いしてるかも?!ティーチングとコーチング
2022年10月10日
「ティーチング」と「コーチングの違いは?と、質問されたら何て答えますか?
Aさん:
ティーチングはやり方を丁寧に教えてる。コーチングは部下に考えさせる
Bさん:
全て教える指導がティーチング、本人の考えさせるのがコーチング
Cさん:
時間がかからない教え方がティーチング、時間がかかる教え方がコーチング
などなど、
言葉の違いはあるものの概ねスキルを理解している方が多いです。
しかし、いざロールプレイングを行うと・・・・
多くの受講生は「ティーチング」指導になります。
※ロールプレイングは販売だけでなく部下指導もロールプレイングを行います
スキルの違いを把握しているのに、なぜ実行できないのか?!
理由はカンタンです。
普段の指導が「ティーチング」だからです。ティーチングのロールプレイングは、手順説明の仕方や口調など課題発見があります。
しかし、コーチングのロールプレイングは、いつの間にかティーチング指導になる方がほとんど。
そのため、コーチング指導に於ける課題発見と言うよりも、そもそもコーチング指導ができていないことを発見されます。
そして、このケースを発見される人は、大抵キャリアがあり成功体験を積んでいる人。
つまり、社内ではベテランと言われる人です。身近な上司の顔が浮かんだ人もいるのでは(笑)
成功体験の数が多ければ多いほど、引き出しも多くなります。故に、ティーチング指導がしやすくなります。
しかし、上司から言われた方法・やり方で目標を達成した部下の気持ちは、どぉでしょう。ティーチング指導が長引けば長引くほど、最初に得た達成感も徐々に無くなりモチベーションが下がります。
実際、企業内成績を順調に伸ばしている社員が「もっと遣り甲斐のある仕事がしたい」「ここ(会社)では、自分の考えたことができない」と言った理由で退職する若手社員が多いようです。
言われた内容をなぞるように実行して得た成績は手応えを感じることが出来ないのかもしれませんね。やはり、苦労しながらも自分が考え実行したことが成功すると「自信」に繋がり、仕事への「遣り甲斐」となります。
上司の皆さんは、部下のモチベーション強化をしたいと願う人が大半だと思います。では、どうやってコーチング指導をするか?!
先ずは、①コーチング指導をするべき場面を書き出してください。
次に、②部下にどのように仕事をして欲しいは理想を書きます。
③その理想に近づく為、足りない(課題)ことを書き出しましょう。
④そして、その課題を部下に考えさせる質問フレーズを最低5つは書き出してください。
あなたが部下のモチベーションを強化したいなら、まずはトライしてください。
部下が変わることを待つよりも、今日からあなたがコーチング指導を頑張ったほうが早いです!
頑張りましょう!
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