カリスマ販売員

80歳のカリスマ販売員

80歳のカリスマ販売員

いつものようにネットニュースを見ていると、ある見出しに目が留まりました。
「80歳のアイドル」
何それ?!と興味本位で記事を読み始めると・・・・
「80歳のアイドル」と呼ばれたカリスマ販売員の女性が3月31日に退職する記事が紹介されていました。


その女性は、宮崎市にある老舗百貨店「宮崎山形屋」の靴売り場(銀座ヨシノヤ)でトップセールスを続けてきた女性が、「傘寿」を機に退職することにしたそうです。
全国に約70店を展開する同社の中でも、顧客数や売り上げがトップクラス。
社内でも「宮崎のお店に素敵な人がいる」とその名が知れ渡ったトップ販売員だそうです!

 

販売の秘訣(ひけつ)について、以下のように答えていらっしゃいます。(下記記事抜粋)

 「真心だと思うの。売ろう売ろうとせず、
相手が何を求めているのか、無心でじっくりと話を聞くことです」

 

お客様が2度、3度と来店するたびに会話は深まり、靴の好みはもちろん、家庭や健康のことも打ち明けられる。
お互いの人間関係が深まり、常連客は靴を買う予定のないとき靴売り場へ立ち寄ってくださるようになったと書かれています。

 

お客様が2度、3度と来店するたびに会話は深まり、靴の好みはもちろん、家庭や健康のことも打ち明けられる。
お互いの人間関係が深まり、常連客は靴を買う予定のないとき靴売り場へ立ち寄ってくださるようになったと書かれています。
そんな、お客様への感謝の気持ちを季節ごとに手書きのハガキを書いていたそうです。
その数、なんと300枚だそうです!(←手書きですよ!!!)

 

80歳まで現役であったことも凄いことですが、ファンをつくり続けたことの凄さに感激してしまいました。
長く店頭に立っていればファンができるかと言えば、全く違います!
ファンになっていただくには、販売員として必須となる商品知識は勿論ですが、それ以外の努力が大きいです。

それは2回目の接客時に

「お客様のお顔を覚えている

「会話を覚えている」ことです!

 

このブログを下記ながら販売員時代を思い出します。
販売員をしていた頃、よく手書きでお礼状や旅先から絵葉書を書いたことを思い出しました。ハガキを書くことで、会話がよみがえりお客様情報がインプットされました。当時は、上顧客の誕生日は全て頭に入っていました!!!
※今時代は、お客様の個人情報を持ち出すなんてなんたること!とお叱りをうけること間違いないでしょうが・・・・

そうやって考えると、令和の時代はファンづくりもなかなか難しいかもしれません。
が、現代のさまざまなツールを活用し、もっと自由に、もっと確実にお客様へ販売員の気持ちが届けられるようになったとポジティブに考えることもできるかもしれませんね。そして、80歳のカリスマ販売員のような方が、これからも生まれて欲しいなぁと思う豊枝です。

 

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