サービス業に欲しい３つの「〇配り」？」！

2021年11月29日

「目配り」「気配り」「心配り」

年末へ向けて人と会う機会が増えてきた為、美容室へ行ったり買い物をする時間が増えてきました。
昨年の今頃は、溜息ばかりでしたので幸せですね。

さて、買い物や美容室・マッサージなど施術を受けている際に、
「この人は、接客上手いなぁ」
「この人は、接客下手だなぁ」
と思う瞬間があります。

例えば、メニュー表を見ながら「どれも美味しそうだぁ～」と、お客様のつぶやきに対して、
「どれも美味しいですよ♪」「本日は特に、シェフおススメの〇〇がおススメですよ。××ソースが絶品です」と、直ぐに反応しアピールできる人。

例えば、初めてのご来店のお客様へ、
「当店へは初めてのご利用ですね！ありがとうございます」と、笑顔で感謝を伝えることができる人。

例えば、再来店のお客様へ、
「先日もご来店いただきましたよね」「先日はありがとうございました」など、再来店の感謝を伝えることができる人。

悲しいですが、この当たり前のことが当たり前にできない人が実に多い。
なぜ、できないのか・・・。

理由はひとつではないと思います。
育ってきた家庭環境、自分に余裕がない、仕事に対しヤル気がない・・・。
この最後の理由は、そもそも論ですが（笑）

このできない理由を考えるとき、「目配り」「気配り」「心配り」の話しになることがあります。
そういえば、以前クライアント先から「気配りができる人材育成をお願いします」と依頼されたこともありました。改めて、「目配り」「気配り」「心配り」を調べると・・・

目配り　気配り　心配り　違い

●目配り
意味：いろいろなところに注意を行き届かせること
使い方：「子供を外で遊ばせている時は目配りが大切だ」「目配りの利く人が1人いるだけで売上が変わる」

●気配り
意味：あれこれ気を使うこと。手抜かりがないよう注意すること
使い方：「彼女は気配りができる人だ」「今年の新入社員は、周囲をしっかり見て気配りができる人だ」

●心配り
意味：相手を思いやって行動すること
使い方：「上司の細やかな心配りに部下は助けられた」「彼に負担を掛けないよう心配りしながら仕事をしょう」

自分の仕事だけでなく、周囲へを目を向ける。
更に、相手のことを考え（思い）行動すること。

簡単ではありませんが、難しいとも言えないのではないでしょうか。
仕事は1人ではできません。
例えば、私の場合であれば、研修ご担当者、そして受講者していただく方たちを考えて研修カリキュラムを作成します。また、部下へ仕事をお願いする場合、私の完成イメージや意図などを伝えることで、部下もイメージが広がり仕事もしやすくなります。

これから年末年始へ向けて、誰もが忙しない日々となるでしょうが、そんな時だからこそ、チョッと立ち止まって自分以外の人を見て「目配り」「気配り」「心配り」を実践して欲しいなぁと思う豊枝です。