あなたのお店は大丈夫? プルースト効果?!
2021年12月17日
マスク着用がマナーになった今、「香り」を求める理由が変わってきているそうです。
コロナ前は、対ヒトの対して「良い香り」を纏っていた人が多いそうですが、コロナになりマスク着用が当たり前になった今では、香りは自分のために求める人が増えています。
お家時間が長くなり以前と比べ人と会わなくなったことが要因でしょう。
(自分のリラクゼーションのために香り)
そんな中、飲食店では香り付きのおしぼりを提供している所があります。
マスクを取ると、ほのかに香る柔らかくて「う~ん、いい香り♪」と言ってしまうような香り。
良いサービスですよね。
先日学生時代の友人と2年ぶりの再会をした飲食店もこのサービスを提供していました。
場所は表参道。
日本料理店として某サイトの評価もまぁまぁ。
8名の個室を3名で使用させてくださいました。
豪華環境と日本料理にワクワクが止まりません。
料理の前に先ずは、おしぼりで手を拭きます。
マスクを外していた私たちは、「うん?」という表情に・・・。
良い香りではなく、あの生乾きのニオイが漂ってきたのです。
その時は何も言わずに食事を始めました。
積もる話しも多く、あっと言う間にデザートの時間に。
すると、再び生乾きのおしぼりが提供されたのです。
店を予約した私が責任を持ち「このおしぼり臭いです」と一言。
お店の方は、「申し訳ございません」と90度のお辞儀。
直ぐに提供したおしぼりを下げ、新しいおしぼりを出してくださいました。
飲食店での「ニオイ」は、これが初めてではありません。
コロナ前からあります。
しかし、コロナ禍、この「ニオイ」増えていると思います。
それは、テーブルを拭くダスターが原因です。
お店の方はマスクをしているので、「ニオイ」に気付かないようです。
食事は、五感でいただきます。
この五感の中で、唯一私たちの記憶に残るのが「嗅覚」と言われています。
人間の五感の中でも、香りを感じる嗅覚だけが記憶をつかさどる海馬という脳の部位にほぼ直接的に信号を送ることができます。
そして、海馬は記憶の保管庫のような役割をしているので、匂いを察知するとほぼ同時にその該当するファイルを見つけ出します。
更に、その時に感じた喜怒哀楽や好き嫌いの感情までもが呼び起こされるという仕組みを持っているそうです。
この効果を「プルースト効果」といいます。
これっから飲食店に入り、あの生乾きのニオイに遭遇したら、「あの表参道の日本料理こんなニオイがしたなぁ」と思い出しそうです。
こんなプルースト効果はイヤですよね(笑)
飲食店で皆さんは、「ニオイ」には注意しましょう!
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