１人ミステリーショッパー⑨ ～ペリエ千葉～
2021年3月8日
先週、ペリエ千葉をひとりミステリーショッパーして参りました。
千葉駅は、千葉県の県庁所在地である千葉市の中心街に位置し、JR総武線（各停、快速）、内房線、外房線などが乗り入れるターミナル駅です。千葉都市モノレール1号線、2号線のほか、京成電鉄「京成千葉」駅とも接続し、JR駅の1日の乗車人数は10.8万人だそうです。
視察前にネットで調べると、コロナ禍（2020年12月）に株式会社ちばぎん総合研究所が行った「千葉駅周辺エリアの滞在人口等の変化について」の調査結果が目に留まりました。平日（前年比▲14.8％）よりも、休日（同▲16.9％）の減少幅が大きいのは、通勤・通学者が多くを占める平日より、買い物や飲食など不要不急の外出が休日の方が多いことが背景とありました。
都心への出勤や通学がリモートになった方も多く、全国的に自粛モードだからなぁ・・と思いながら、いざ千葉へ。
「うっそー！凄い人！！」
「活気があるなぁ～」
すごいなペリエ！活気ある～
コロナ禍、ひとりミステリーショッパーをさせていただいた商業施設の中で、「ペリエ千葉」は最も活気があると感じました。（こちらのブログに載せていない商業施設も多数あり）
そう感じた点を大きく３つ紹介します。
●レストランフロア
ランチタイムは、どこの店舗もお客様が店外まで溢れており並んでいる状態。
平日でしたが、特に20代女性（らしき）の二人組が目立ちました。（春休みなのでしょうか）
これほどお客様で賑わっている商業施設は珍しいです！
●食物販フロア
40代以上（らしき）の1人女性客が中心。ご自宅用で探している方、ご贈答品をご覧になっている方など、購買意欲が伝わってくるお客様が多いと感じました。その雰囲気が、見ているだけのお客様にも相乗効果を齎しているように思います。実際、私も視察だけのつもりが、気付けば幾つもの商品を真剣に吟味し購入していました。
●化粧室
コロナ禍になり、どこへ行っても化粧室はガラガラ。これだけは使いやすくなったと思っておりましたが、こちらの施設の化粧室は並びました！先ず、並ぶことに驚きましたが、更にパウダースペースが全て埋まっていることに二度驚きました。10代、20代の女性が一生懸命にメイク。よく見ると、購入したばかりなのか、袋から商品を取り出している方も！
一方、ファッションフロアは・・・
一方、ファッションフロアは他商業施設同様に厳しい印象を受けました。
但し、こちらの施設は決して、お客様が少なくありません。
が、こちらで働いている販売員の皆さんからすると、コロナ前とは比べられないほど客数が減少しているのでしょう。
では、その状況に合わせた接客を行っているのかというと、多くの店舗が「模索中」なのだと思います。
実際、数店舗で品物を見ていても、
「宜しかったら、お鏡で合わせてみてください」
「ご試着もできますので」
と、コロナ前と同じようなアプローチをしていました。
また、知名度が高く人気のあるブランドは、商品を手にしても声も掛けてこない状態でした。
きっと、これまでのようにお客様からの
「すみません、サイズは～」
「あの～、こちらの色違いは～」
「これ、試着できますか？」など、大きな反応を待っているのでしょう（受身）。
モッタイなぁ～
これでは、リアル店舗の「良さ」がアピールできません。
コロナ禍は、これまでと同じアプローチはダメ！
ご来店してくださったお客様へ、コロナ前と同じアプローチは残念ながら通用しなくなっています。
簡単に言えば、どのお客様にも同じアプローチをしても、お客様には届きません。
では、どうしたらいいのか。
先ずは、これまで以上に「観察」をすることです。
・こちらのお客様は〇〇カラーがお好きなのかな？
・パンツばかりご覧になっているなぁ。本日は、パンツでお探しなのかな？
次に、その観察から得た情報をお客様へアプローチで投げかけます。
・ご覧いただいている〇〇カラーのトップスは、今春一番注目されているカラーです
・そちらのパンツは、先ほどご覧いただいたパンツと比べると××ですよ
なかなか、このスキルを指導している会社や現場も少ないです。
が、これからの時代、間違いなく重要なスキルです。
早く、多くの現場で気付きトレーニングをして欲しいと願う豊枝です！
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